6月は世界各地で「プライド月間(Pride Month)」とされ、「LGBTQ+」「SOGI」の権利について啓発を促すさまざまなイベントが開催されています。
今回は、普段はあまり考えることが少ない「性の多様性」について触れられるマンガを集めました!
「SOGI(ソジ)」はSexual Orientation and Gender Identityの頭文字をとった言葉で、性的指向・性自認といった「セクシュアリティ」のことを指します。
「LGBTQ+」が性的マイノリティと性的マジョリティを分断する概念であるのに対し、性的指向(Aセクシュアルを含む)と性自認はすべての人間に関わるものであるため、「SOGI」はすべての人間を包括する概念です。
また「LGBTQ+」は性的指向と性自認にかかわる概念が混ざってしまっていることもあり、最近はこちらの呼称が使われることが増えてきています。
「セクシュアリティ」は、「人間の性のあり方」を指し、「①身体的性 (からだの性)」「②性自認(こころの性)」「③性的指向(どういった性に恋愛感情や性的感情を感じるか)」「④性表現(自分をどのような性として見せたいか)」の4つで考えられます。(性的指向と恋愛指向を分けて、5つで考える場合もあります。)
先ほど、LGBTQ+は性的指向と性自認の概念が混ざっているとお伝えしましたが、「L・G・B(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル)」は「③性的指向」にあたり、「T(トランスジェンダー)」は「②性自認」にあたります。(※「Q」は「クエスチョニング」と呼ばれる性的指向や性自認がまだ決まっていない人や、「クィア」と呼ばれる社会の想定する「普通」に含まれない性のあり方(のうちLGBTのいずれでもないあり方)を生きる人のことを指し、「+」はそれ以外の様々な性的指向・性自認を指します)
また、「性的指向」は「性的嗜好」と混同されることがよくありますが、「性的指向」は「どの性を好きになるか」であるのに対し、「性的嗜好」は「何に対して性的興奮を覚えるか」という違いがあります。
セクシュアリティには、性自認と身体的性が一致している「シスジェンダー」、性的指向が異性である「テへロセクシュアル」などももちろん含まれています。
全ての人にセクシュアリティが存在しているということです。